金融サービス

金融機関は、ITシステムおよびハードウェアに対し、最もシビアな要求がともなう業種です。多国間、リアルタイムの業務が頻繁に発生し、高水準のセキュリティ保持も至上使命です。ダウンタイムが起これば即刻、収益減を意味します。「情報テクノロジー」の経験豊富な認定エンジニアたちは、このような最もハードな環境下での処理を可能にする、強固なシステムの構築を提供しています。

サービス採用例

クライアント外資金融

クライアントのニーズ:オランダに本拠を置く保険株式会社と、米国の金融会社は、規制緩和間近の日本の年金市場へ参入するため、中小企業向け401(k)確定拠出年金関連サービスを提供する合弁会社を設立した。同社は情報システム構築のため、「情報テクノロジー」に社外コンサルタントを要請した。最高50名のスタッフに対応するサーバー・システムを含む完全な社内ネットワーク、米国本社とを結ぶ安全なネットワーク、さらに日本国内の5ヶ所以上に開設される営業所との間を結ぶWAN(広域ネットワーク)の構築などが要請された。

ソリューション:「情報テクノロジー」のエンジニアは、早急に社内LANを構築すると共に、ネットワーク印刷やインターネット接続を可能にした。また、国内の全営業所と東京オフィス間を多点フレームリレー・システムと専用回線で接続する一方、米国本部との接続には2地点間フレームリレー回路と国際プロバイダーを使用した。セキュリティ対策として、シスコの保安用ファイヤーウォール・システムを導入。さらに、RSA認証サーバーとシスコ製ルーターを採用し、セキュアIDハードウェア・トークンを使用するサーバーへ遠隔地からの安全なダイアルアップ・アクセスを確保した。

結果:米国本部との緊密に連絡を取り合うことで、開発仕様を満たしつつ本部リソースへの依存を最低限に留めたソリューション開発が日本で可能となった。極めて安定したネットワーク基盤を背景に、IT人員を最小限に抑えることができたため、運営費も減少。さらに、拡張性の高いITシステム導入により、今後、多額の追加出資をすることなくシステム拡張が可能になった。